フィンランドの数学博士が作った世界一難しい数独
現在まで数多くの人物が、世界一難しい数独問題の作成に挑戦してきました。フィンランドの科学者であるアルト・インカラ博士もその一人です。
世界一難しい数独問題を作ったアルト・インカラ数学博士
彼は世界一難しい数独問題の作成に約3ヶ月を要しました。以下が2012年に博士によって作成された世界一難しい問題です。
パッとみた感じだと普通の数独問題と同じに見えます。確かに初めに与えられている数字は少ないですが、これくらいなら一般的に雑誌や問題集などに載っている数独問題でも十分あります。本当に難しいのでしょうか。
インカラ博士自身のコメントによると、「どんなに数独の達人でも解くのに数日はかかる」と豪語しています。
数独に自信のあるみなさん、是非挑戦してみてください。
東京大学の教授が作った世界一難し(くな)い数独
2013年、日本でも世界一難しい数独問題の作成に挑戦した人物がいました。東京大学の渡辺宙志教授で、専門は物性物理学です。インカラ博士とは違い、なんと教授はスーパーコンピュータを使って問題の作成に挑戦しました。
これはとんでもない問題ができる予感、というかそんなことにスパコン使っていいのか?
以下がその問題です。
教授は「これは人間が解ける問題ではない」としました。
しかし、この問題に挑戦した人達から「30分で解けてしまった」等のコメントが。
パソコンに数独の難易度を判定するのは想像以上に難しく、スパコンには難しく思えても人間には簡単であることが原因だったようです。人間ってスゴイですね。
世界一難しい数独問題を作れなかった渡辺教授
教授はその後、難易度設定を修正して問題を作り直しました。こっちは世界一とは言っていませんが、かなりの難易度のようです(下図)。