数独の解き方（上級者編）

　数独の解き方、上級編（その5）です。
　ここでは、これまでと違い数独問題を解いていって、もうあと少しで解き終わる！という最後の段階で使える解き方を紹介します。

　それでは、下の図を見てください。


　もう空いているマスはあと僅かです。しかし、ここからが分からないですね。残りの空きマスに入る可能性のある数字を書き込んでみました。


　どのマスにも候補の数字が2つ以上あり、今までの解き方を適用することもできそうにありません。
　このような場合に使う方法が、「仮置き」です。ここでは、上の図の青枠のマスに注目してみましょう。このマスには1か8が入ります。仮にここが1だったとしましょう。
　青枠に1が入ると必然的に中央のエリアと右上のエリアでも1は入る場所が決まってきます。
　下の図に必然的に1が入る場所を青色の1で示します。


　しかし、ここで真ん中右のエリアに注目です。青色の1のせいで、このエリアに1が入ることが出来なくなってしまっています。
　従って、青枠には1ではなく8が入るということが分かります。
　ここでは、説明のために間違った数字の1を青枠内に仮置きしましたが、はじめに8を仮置きしていれば、矛盾なく解けていたでしょう。
　それはそれで結果オーライです。

　数独の解き方も、次回はいよいよ最終章です。ここまで来たあなたは間違いなく数独の猛者です。自身を持って問題に挑戦しましょう。

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